僕たちは、ポカラではずっと同じ宿に泊まっている。
トレッキングに行く前と帰ってきてからあわせると、一週間以上滞在していることになる。
毎日、宿で働く少年と少しずつ話をする。
僕はネパール語を話せないし、彼は日本語を話さないので、英語で話すことになる。
お互い英語は得意ではないので聞き返したりすることも多い。
彼の名前はSumit。少しシャイなかんじの17歳だ。
はじめは宿の子供かと思っていたが、家は1時間ほど離れた村で、住み込みで働いているそうだ。
毎朝早くから掃除をしている。
そして洗濯。
日中はゆっくりしているが、買い物に行ったり、料理をしたり仕事はたくさんある。
そんな彼の夢は、20歳になったら外国に行くこと。
「この国しか知らないから、他の国に行ってみたい。まだどこの国に行きたいかは決めてないけど、日本にも行ってみたいな」
そう言って、以前宿に泊まった日本人からもらった写真と手紙を見せてくれた。
(YokoさんとAzusaさん、まさかこのブログをみてないとは思うけど、彼がよろしくと言ってましたよ)
Sumitと話していて、山で会ったポーターの少年のことを思い出しました。
彼の夢は、ガイドになってお金を稼いで、いつか自分の宿を開くこと。
「僕はここが好き。宿にいろんな国の人が来てくれるのが夢さ」
彼らがどのくらい真剣にその夢のことを話していたのか、
その夢を実現するのがどのくらい難しいのかはわからない。
でも夢を持って、語れるのはいいことだなと思った。
僕の夢はなんだろう。
(僕はもう少年というには歳をとっているけど)
この世界旅行も僕の夢のひとつ。
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