2013年12月31日火曜日

海外で迎えるクリスマス。

日本では、もう少ししたら、紅白が始まるころでしょうか。
僕らは、ペルーのリマです。
江田インという宿は、NHKが見られるらしく、妻はこちらの時間で朝4時から起きて見ると言っていました。
僕は、ゆく年くる年が見られたらまあそれで良いので、9時ごろでいいです。

______________________________________
ブログ上ではクリスマス。だいぶ追いついてきました。
 
海外で迎えるクリスマス。
僕らが、どのように過ごしたか淡々と書いてみます。


チチカカ湖の島々から戻ってきたのが、12月24日の夕方。
宿は前と同じ、マンコカパックイン(くどいんで、もう説明はしません)
洗濯などを済ませて、街へ。

ボリビアの食べ物(チキンとか、フライドポテトとか、パサついた米とか。他にもいろいろあるんですが、よく見かけるのはこの組み合わせ)に飽きたという妻の希望により中華料理を食べる。


教会へ行きクリスマスのミサを見ようと少し待ってみるが、腹具合がよくなく宿へもどる。
買ってきたケーキを2人で食べ、ささやかなクリスマス気分。


日付が変わると同時に(多少のフライングもあり)、町中で花火が上がる。
屋上に上ってみるが、すぐ近くでもいたるところで上げていて、恐怖。
壁に隠れながら、恐る恐る顔だけ出して見た。


ブレブレですみません。さっと撮ったので。


12月25日。
11時にチェックアウト。

バスターミナルへ。

11時半のバスで、クスコへ向けて出発。

僕らは、島行きのツアーや、宿代を交渉してくれたおじさんのとこでチケットを取ってもらっていたのだけれど、隣のブラジル人のチケットがチラッと見えたとき、20ソルって書いてあった。
 

(僕らは35ソル払ったんだけどな。きっと南米の近隣諸国の人は安いんだよ、マチュピチュ入場料も違うし、などと小さいことを気にしつつバスに乗る)

バスはきれいなバス。





おじさんは「ローカルバスと違って、途中フリアカという街一ヶ所に停まるだけ」って言ってたけど、結構いろんな所に停まった。(これもクリスマスでバスが少ないから特別だよね)

途中子羊の丸焼きを持ったおばさんが乗り込んできて、バスの中で豪快に切り分けて売っていた。
こんなの初めて。





バスは19時半ごろ、すっかり暗くなったクスコに到着。

バスターミナルの外まで歩きタクシーで中心部の広場へ。
初めの人7ソルって言ったけど、次の人は4ソルだった。

「タクシーはあんまり好きじゃない」って言うと、
「クリスマスも働いてくれてありがとう」という気持ちで乗りましょう、と妻に言われる。

ありがとう。

階段を息を切らせながら登る。
宿に荷物を置いてから、宿のおじさんおススメの店へ行く。

食べたのは、チキン(結局これか、クリスマスだからね)とハツ(心臓)の串焼き。



いつものようにハツはすでに食べかけ。

サラダバーがあり、野菜食べ放題がうれしい。

クリスマスで広場のイルミネーションきれい。
宿から夜景もきれいに見える。


宿のテラスから。


以上でした。そんな特別なことはしてません。
25日は半分くらいバスに乗ってましたし。

みなさんはどんなクリスマスを過ごしましたか?

 

*宿情報
 Albergue Municipal
  アルマス広場からずっと登ったところなので、眺めは良いですが、息が切れます。
 1人一泊15ソル~。
 共同スペースも広くてきれい。


 
 

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2013年12月30日月曜日

チチカカ湖の島々へ(その2)

現在クスコ→リマへ移動中のはず。
年末年始は、ペルーのリマで迎えます。
____________________________________

チチカカ湖ツアー②



朝食は、ホットケーキとムーニャのお茶。
フアナが朝早くから起きて用意してくれた。
その時気付いたけど、どうやらガスもあるらしい(貴重なのでそんなに使わない)



食後、再び降りだした雨の中港へ。
フアナともお別れ。
帽子を1つ買った。

島での暮らし。
 

石だらけの段々畑でジャガイモを作る。
 

家畜は羊が多い。(馬を持っているのはいい家)
 

電気はソーラーパネルで、ない家もある。
(フジモリ大統領のときに、発電機と送電線を整備したけど、お金が払えない家が多くて(ディーゼル高いし、維持費などもある)、今は使われていない。
 

水は、雨水溜めて使ったり、湖の水。

男たちは、出稼ぎに出る人が多い。
一方女性たちの多くは、島から出ることは少ない。
(フアナは旦那さんと、クスコ、アレキパまでは行ったことがあると言っていた)

「その暮らしをしてみろ」と言われれば、できるかもしれない。
でも厳しいかもしれない。
選択した上での、期間が限られたものであれば、たいていのことは「経験」としてできるだろう。
でも、見込みがない中でずっと続くものはどうだろう。

世界の偏りのおかげで、僕らでもこんな旅ができているところはあると思う。
失礼かもしれないけど、そういうことを感じるときはある。

「クリスマスで、家族みんな帰ってきて一緒に過ごすの」
と、フアナがうれしそうに言った。

(必要に迫られて出稼ぎに行っているのだろうけれど)島内で仕事して、いつもいっしょにいられたらそのほうがいいのか、やっぱり島の外にも出たいのか。


舟に乗って1時間ほどでタキーレ島へ。
昨日とはうって変わって波が高い。

島に着くと雨は止んで、晴れ間が見えてきた。




のんびりと島の広場まで登り、唯一の土産物屋へ(作った家族の番号と、値段が書いてあり、基本的に交渉はできない)




帽子や服の色などで、既婚、未婚などわかる。
いろいろ説明されたけれど、そんなに島民と会わなかった。

見晴らしのよいレストランで食事。
(チチカカ湖のトゥルーチャ(鱒)を食べたけど、ボリビアで食べたやつのほうが大きくて美味しかった)


タキーレ島からは3時間ほどの舟旅でプーノにもどる。
2日もいっしょだと、他の参加者とも少しはコミュニケーションできた。

参加者は、世界中から。
(ヨーロッパ各国、アメリカ、南米もコロンビア・アルゼンチン、台湾、日本)
 

お別れのときはみんな「よい旅を」と言って降りていった。


「よい旅を」




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2013年12月29日日曜日

チチカカ湖の島々へ(その1)

どうも!
リアルタイムはペルー・クスコより田中(妻)です。
今日マチュピチュから帰ってきました!
結局1人で1泊2日で行ってきたのですが、その話はまた今度…。

*~*~*~*~*~**~*~*~*~*~*~~

さて、ペループーノに入って私たちはすぐにあるツアーに参加を申し込みました。
それは、チチカカ湖の島を巡る1泊2日ツアー。

朝8時ごろ、ホテルに車が迎えに来てくれてそのまま港へ移動。
ガイドのホセ(ペペと呼んでくれてもよいとのこと)英語とスペイン語で説明してくれます。
そこから船に乗って、約1時間ほどすると浮島・ウロス島に到着。




ち~っちゃな島で、ここには8世帯が暮らしているそう。浮島はトトラという植物で作られているのですがこれは食べることもできるらしくてちっちゃい子どもも生でばりばり食べてました。
ホセいわく、今では浮島に住む人もどんどん減ってきていて
島に住む人は経済的に貧しい人が多いのだとか・・・。
10歳くらいの女の子が住んでいる家を見せてくれた後にお土産をすすめてきて、暮らしが見世物になるっていうのも少し切ないものだな、と夫と2人で話した。

そこからさらに2時間ほどで、アマンタニ島に到着!
港近くでは、今夜のホストファミリーがお待ちかね。


そうです、今夜はこの島の人々のお家にホームステイするのです!

わたしたちのホストはフアンという48歳の女性。
ビニール袋持って編み物しているのがフアン

ホセが言っていたように、島の人々はみなちょっとシャイなかんじです。
フアンに連れられて石畳の道をのぼり、

畑のそばを通り抜け、
家族みんなで農作業中

羊のそばを通り抜け・・・

ようやく到着。


想像した以上にすんごい立派な家!!
ホームステイというか、もはや民宿。


寒いかも、と持ってきた寝袋いらなかった・・・。

そのままお昼ご飯(といってももう2時)

ムーニャのお茶は体にいいそう。
 キヌア(つぶつぶの野菜)のスープ・じゃがいも・焼いたチーズ・ごはん・そして
ムーニャ(ミントのような山椒のような香りの草)のお茶おいしかった~~~~。
日本にもあればいいのに。

しばしゆっくりしたのち、村の広場でインターナショナルサッカー。
日本代表・タナカ。ホセに「ジャパーン!マラドーナ!」っていわれてた。

さらに夕日を見るために、パチャタタ(大地の神さま)の神殿へ。

パチャタタのまわりを反時計回りに3回まわれば願い事が叶うらしい。


あがったのはいいけど帰りにすごい雨が降る。
それどころが雹、雷、そして土砂降り。なにもかもがずぶぬれになる。
すこし小ぶりになったところで走って帰り、夕飯。
麦の入ったスープとパスタと野菜を煮たのに、ごはん。そしてムーニャのお茶。
 真っ暗な中で料理していたので、電気のスイッチもあるのにどうして?と聞くと
電気はソーラーで得ていて、あまり長くは持たないらしい。
ご飯もかまどで木を炊いて作っている。
さらにこの家にはトイレもあるけど、その水は屋根の上にある雨水をためる容器から直接流れてくるもの。

フアンと色々話してわかったことは、フアンの家族は夫と息子2人と娘1人で、夫はクスコへ出稼ぎに、子どもたちはプーノで学校に通っているそう。
そして明日はクリスマス・イブだから、みんな家に帰ってくるんだって。
うれしそうなフアン。

ところで、
ホセから8時から村の建物でディスコ(?)があると聞いていたので、
「寒いよ。雨が降ってるよ」とちょっと渋るフアンに、雨も止んだしだいじょうぶ!とお願いして連れて行ってもらう。

フアンがそれぞれに伝統衣装を着せてくれ、いざ出発!
公民館みたいなところにはまだ旅行者はおらず、私たちが1番乗り。
しばししてから来たみんなとともに、青年(子ども含む)のバンドにあわせて踊る。
伝統的な踊りらしいけど、けっこう難しい・・・。

フアンと踊る。けっこう力強い。

何曲か踊って帰り、その日はすぐに眠ってしまった。

(明日へつづく)

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2013年12月28日土曜日

トイレに紙がないくらい。


トイレに紙がないくらい騒ぐようなことではない。

ボリビアのトイレには紙が置いていないことが多い。
公衆トイレは有料で、入り口でお金を払うと、紙をもらえる。
(きれい好きな日本人は、この紙の量では足りない人もいるかもしれないので、そういう方は持参ください)

トイレに入って、すっかりその気になってから、(または用を足してから)、紙がないことに気付いた場合、どうしますか?

まずやってみる。 
(これ、僕の大学の教授が言ってました)

僕は、別に騒ぐようなことではないと思うんです。

紙がなくても、水があればOKだし、
両方なくても、人がいればどっちかを取ってもらえばいいし、
最悪、パンツで拭いて捨ててもいいわけです。


困るとしたら、

紙もなく、水もなく、人もいなく、そしてパンツもはいていなかった、
というすべての条件がそろったときのみ。

なかなかないですよね、そんなの。 


コパカバーナ(ボリビア)→プーノ(ペルー)

9時発のバス。
最後にボールペンとCoca Quina(ボリビアコーラ。薬っぽい味がする)買って、きれいにボリビアのお金を使い切った。


いつも写真撮るより先に飲み食いしてしまう僕ら。醤油みたいに見える。

20分ほど走るともう国境。
ボリビア出国スタンプ、1人2秒。
(ってのは大げさだけど早い。一緒のバスの乗ってた欧米人が「Two seconds」って言って笑っていた)

石のアーチを歩いてくぐり、ペルー側へ。


写真撮影なんかしちゃって、のどかな国境。

入国もスムーズ。1人5秒くらいかな。
同じバスがペルー側で待っていて、そのまま乗り込む。
荷物検査とかしてないと思うけど、いいのかな?


天気は曇り時々雨で、チチカカ湖沿いを走るいい道なのに残念。
雨季が始まって水位が上がり、湖が広がっているように見える。

時計を1時間戻し、11時過ぎにプーノ着。


そして、バスターミナルで声をかけてきたおじさんについて、
「Manco capac inn(マンコカパックイン)」という中学生男子が喜びそうな名前のホテルにチェックイン。

*2、3日前に書いたとおり、
 マンコカパック インカ帝国最初の王。
 イン 宿

 

市場の2階で昼食後、町を歩く。
アルマス広場(どこの町にも中心にアルマス広場と教会がある)の案内所で、町の地図やバスの一覧をもらう。
ペルーは観光情報が充実している。

町と湖を見下ろす丘の上の広場で、子供たちが遊んでいた。



逆光の妻とマンコカパック像。

自転車競走。


市場で果物を買って、新しくできたというスーパーへ行ってみる。


左、インカコーラ。右ペプシとコカコーラ。みんな好きみたい。

世界中どこも同じようになっていってしまうのかな。

大量の物を効率的に。そして安い。
でも人の顔が見えない。

そのおかげで僕らも助かっているところもあるんだけど、自分の首を絞めているのかもしれない(お米作って売っていたときのこと考える)。



手前は米、奥は砂糖の量り売り。砂糖人気。

市場経済の行き着くところ?
こうして、小さな商店や、市場がなくなっていってしまうとしたら、寂しい気がする。

なんてスーパーの上のフードコートで思った。


フードコートも大賑わい。


まとめて書こうと思ったけど長くなりそうなので、チチカカ湖の島のことは明日。


*宿情報
 Manco capac inn
  ダブル1泊 30ソル(1000円ちょっと。1ソル=約35円)
 トイレシャワー付きの部屋を同じ値段で。
 Wifi有り。



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2013年12月27日金曜日

太陽の出ない島

ラパス→コパカバーナ(ボリビア)

昨夜はペーニャの不完全燃焼感から、遅くまで起きていてしまった。

11時チェックアウト→バスターミナルへ。

コパカバーナ行きのバスを探す。
トランス・コパカバーナという会社は、社名なだけで、コパカバーナ行きのバスはない。
まぎらわしい。

Titikaka Tour で14時発の便のチケット購入。
ボリビアからのハガキを書いて出したり、
近くの屋台で軽く食べたり。

これはトゥクマナだそうです。

トゥクマナ、エンパナーダ、サルテーニャの違いがイマイチわからない。
(サルテーニャはちょっと形が違うかな)

体調を崩してしまいつらそうな日本人旅行者(女性2人組)に会って、保険会社の番号を調べて教えた。
大丈夫だっただろうか。
(1人は元気だったし、ラパスならちゃんとした病院もありそうなので、大丈夫なはず)

僕たちは今のところ、大きなトラブルもなく元気。
毎日感謝しよう。


バスは坂道を登り、エルアルトのごちゃごちゃを抜けて、2時間ほど走るとチチカカ湖が見えてきた。
ボートで湖を渡り、再びバスに乗車。
1時間ほどでコパカバーナ到着。

コパカバーナの教会。


翌日は、太陽の島満喫コース。
(10年前に来たときは、たしか島の南側だけしか行かなかったので。逆向きだけど同じルーと辿ると少しずつ思い出してくることもある)

*太陽の島は、インカ帝国初代王マンコカパックが降り立った地とも言われている。

2時間弱舟に乗り、島の北側の集落に到着。
この時点では、あいにくの雨。
「太陽の出ない島」

島には豚がたくさん。妻は豚好き。


島北部の遺跡などの入場料を払う(10ボリ)。
雨が止むのを待つがその気配なく、少し小降りになったところで歩き出す。

ピューマやビラコチャ神の顔のある聖なる岩など。

真ん中の三角のところに顔が見えますか?

遺跡はとても小さい。
(歴史的な背景や価値に疎い僕の感想)

雨が上がったので、島の南側まで歩くことにする。

と、途中に料金所が!(1人15ボリ)

ここもお金がかかるとは聞いていなかった。
もう北の桟橋にもどるにも間に合わないし、、、
お金足りてよかった(過去の失敗を生かせず、必要以上のお金を持ち歩かない主義。でも足りなかったら、帰れなかったところだよ)

空は晴れてきたが、気持ちは晴れず(まあ、一瞬ね。大人ですから)

島の上までずっと続く段々畑。



青い、というか紺色にも見える海。

反対側の料金所では、おばさんがリャマの毛を紡いでいた。
ここでもまたお金が必要だったらどうしよう、とおそるおそる近づく。
が、大丈夫。おばさんがよりいい人そうに見える。


北側を出発してから、2時間ほどで南の村へ。
ここでもまた5ボリ。ちまちま徴収されると嫌だな。
(ちなみにここのことは聞いていたので計算内で大丈夫)

村へ入ると、宿の客引きの女の子が走ってきた。
「今日帰るんだ」と言うと、
「キャラメル」とお菓子をねだってきた。

「これしかないよ」と若干食べ飽きた間のあるポップコーンをふたつかみ。


関係ないけど、
「芸術は爆発だ」←岡本太郎先生 なら、「ポップコーンも爆発だ」
=「ポップコーンは芸術だ」


虫歯になったらいけないから聞いていたので、果物と芸術しか持ってきていなかったけど、
子供がほしいのは、キャラメル?

自分は何様だろう?

良いか悪いかはわからないけど、自分は自分の考えを持って人と接している(相手が子供でも)。


ふと思ったけど、子供ができるまでは、自分は子供でしかない。
子供がいれば、親であり、(自分の親の)子供でもあるんだけど。


ちょいちょい脱線してすみません。

階段をずーっと降って、ボートへ。

急ぐ妻。

言われていた時間ぎりぎりで、若返りの泉もパッと写真撮っただけだったんだけど、
時間通りには出ず。

コパカバーナにもどったのは、17時ごろ。


丘の上からの一枚。




ボリビア最後の晩餐はチチカカ湖のトゥルーチャ。



*宿情報
・Hotel Mirador
 ダブル一泊80ボリ(トイレ、シャワー付、朝食付き、Wifi有り)
 湖を見渡せる大きな窓付きのきれいな部屋。 


 プロモーションで安くなっていたので、1泊(本当はもっと高いはずです)

・Alojamiento Kotha Kahuana
 ダブル1泊50ボリ(トイレ、シャワー共同、朝食無し、Wifiなし(聞いてないけど、たぶん)
 ホテルミラドールから坂を少し上がったところの宿。  
 宿主不在で12歳の息子が受付など全部してくれた。


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2013年12月26日木曜日

ジョジョよりも奇妙な「ペーニャ」

ラパスはこんなところです

どうもっ。リアルタイムはペルー・プーノ。
チチカカ湖の島ツアー帰りでまたまた日焼けした田中(妻)です。
それにしても(焼けてるけど)日本の日焼け止めは優秀。

*~*~*~*~*~~*~*~*~*~*~*~~*~

さて、ボリビア・ラパスで散髪&買い物をしたわたしたち。

ところで、ボリビア料理のわたしのイメージといえば、「肉・米(パサパサ系)・フライドポテト」というかんじなんです。
肉もとにかく、pollo(鶏肉)が多くて、スープもチキンスープが多かった。
それもけっこう鶏が存在を主張してる味なのでこってりというか・・・。
ああ野菜がたべたい、さっぱりしたものがたべたい、パサパサじゃないお米がたべたい!!!
と思っていたので久しぶりに日本食を食べに行くことにしました。

ラパスで評判のそのお店は「けんちゃん」。かわいい名前です。
日本人会館の2階?にあります。


 メニューをあけてまず目に飛び込んだのはラーメン。
はうっ!
ページをめくるとからあげ!とんかつ!寿司!


くううううううっ。
どれもこれも食べたくなるのを抑えて、エビフライ定食&トゥルーチャ(鱒)刺身定食を。

注文後に出てくるおしぼりで手を拭き、これまたサービスの(タダで出るなんてこんなのありえない。でもカンボジアではあったか)麦茶で喉を潤し、

さらにこの「けんちゃん」には、 日本の漫画がおいてあるので、迷った末に「リアル」「バンビーノ」「ジョジョの奇妙な冒険」を読んでしばし待つ。

そして・・・
きたー!!!
エビフライ定食

トゥルーチャ刺身定食


結局フライものでこってりじゃん、と思われるかもしれません。でもぜんぜん違うんです
お米は日本とおなじラウンド型!味噌汁!ちっちゃい冷奴!そしてソースで食べるフライときたらもう・・・。
トゥルーチャは、なんなら中トロくらい脂乗っててこれまたおいしい。

はあ・・・。幸せ。
日本食はやっぱりおいしいです。

そして食前・食後の漫画タイム。
読んだ後でわかったけどリアルもう読んだやつだった。なのにまた再び感動させるこの漫画!
日本ではもう13巻でてるんですかね?
さらにはジョジョの62・63という全く展開も人物もわからないところを読んだというのに、この引き込まれる展開ときたらどうか。しばらくはジョジョ気分で登場人物のマネとかしてました(例:「どーしてあたしがミスタなのよぉーッ!指に毛が生えてるわーッ!」)
誰か日本に帰ったらジョジョ全巻貸してください。


さらにその夜はもうひとつ、行って見たいところがありました。

それは、ボリビア・ペルーあたりの伝統音楽・フォルクローレのライブ「ペーニャ」に行くこと。
ラパスでは有名な店が2つあるらしく、その名も「ウアリ」と「マルカ・タンボ」。
前者はちょっとツーリスティックになっているということで、後者のどちらかといえば地元民に人気らしい店に決めた。(ちなみに宿のおじさんもすすめてくれた)

マルカ・タンボのペーニャ開演時間は夜の10時。盛り上がりにもよるけど終わりは2時くらいになるという。
夕飯・休息をすませ、いざ!

店に行くと、お客は我々のほかには2組くらい。
あれ・・・・?
ひとまず飲み物など注文し、しばしするとほかにも5組くらい来た。

10時半、いよいよペーニャのはじまり!!
まずはサンポ―ニャの演奏から。

ボリビアらしい音楽の次に彼が吹いたのはなんとスーパーマリオ。
それまでおとなしかったのに急にムービーを撮り出す観客!
アンコールには「コンドルは飛んでいく」が!これこれこれ。
やっぱフォルクローレのイメージといえばこれだよね(貧困なイメージ)

その後になぜかオルーロ地方の「悪魔の踊り」のダンサーたちが登場し、夫も舞台にあげられた。


そのままボリビアの伝統的な踊りが続く(夫いわく「田舎の百姓の踊り」)


そしていよいよ、バンドが登場!
バックバンドだけ・・・?と思っていたら、客席うしろから白い背広のパパ・ムリリョが登場!

チャランゴまでもエレキ

俄然盛り上がる場内!(ちょっと尾崎紀世彦みたいなかんじ)
そして観客たちそれぞれの国の歌を歌ってくれる。
ここで日本から来た観客(我々2名のみ)に「ウタイマショウ~」といって「上を向いて歩こう」を歌わせる。しかもライトまでつけられて。わたしは持ち前のアガリ症のため歌えず、夫のみが歌う。(ごめん)

ムリリョは物まねも得意なようでエルビスやポール・アンカも歌っていた。
このへんから「あれ?フォルクローレは?」と思い始めたが、そのあとはしばらくフォルクローレっぽい?曲が続き、
わーっと盛り上がったところで「じゃっ!今日はありがとう!」と走り去っていったムリリョ。

え?と思っているうちにバックバンドも退場。
ろうそくと薄暗い照明だけだった室内に電気がつけられ、ウェイターは伝票とムリリョのCDを配る。

これで終わり??
時計を見るとまだ12時半。

な、なんだったの・・・・・・・・・・・・・・・・。

わたしのなかのフォルクローレへの謎は深まるばかりです。

結局この日、わたしが一番充実を感じたのは、ムリリョよりも「リアル」。
ジョジョよりも奇妙なペーニャでした。

次の機会に期待!


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