2013年11月5日火曜日

白い村から青い町へ。

8時のバスに乗り、白い村を後にした。
朝焼けに染まる空を左手に見ながら、山を降りていく。
変わっていく空の色がとてもきれいで、ずっと見ていた。

エステポナでバスを乗り換えてアルヘシラスへ。

バスを降りてフェリー乗り場へ向かうと、途中の旅行会社?の前にいた人に、
「ターミナルに行っても、チケットは買えないぞ。ここで買っていけ」
と言われる。

そんなことないでしょ。

港の方へ進んでいくと、入り口でも怪しげなおじさんに
「チケットない?あそこで買って来い」
と先ほどの店のほうを指差される。

そんなわけないでしょ。

でも、ターミナルに行ってみるといろんな会社の窓口があって、当然そこでもチケットは買えた。

まだスペインのはずなのに、もうここから疑ってかからないといけないエリアなのか?


タンジェ行きのフェリーはすいていた。
一人旅の日本人のかたと会い、話してみると、共通の知人がいたりして驚く。
(Kさん。74歳。海外経験豊富で一人旅も慣れたもの。バイタリティーがある)

話が盛り上がってしまい、甲板に出てアフリカの風に吹かれながら、感慨にふけるというような時間はあまりなし。 

曇っていて、いい絵も撮れなかったし、まあいいか。

タンジェ新港から町までは離れているので、バスに乗る。
(タクシーの客引きもいたけれど、「バスで行くからいい」と言うとしつこく言ってこなかった)

バスターミナルから、シャウエン行きのバスを探すが、直行便はもうないと言われ、ティトゥアン行きのバスに乗る。

ティトゥアンで新たにシャウエン行きのバスを探し、暗くなる前には到着した。


シャウエンは青い町。

しかしバスが着いたところは、全く青くはない普通の道ばたで、
「いや、ここじゃないでしょ」と妻と言い合っていると、
「ここがシャウエンだ」と無愛想なモロッコ人に言われ、疑いながらバスを降りた。




ここであっていたようです。←モロッコ人疑いすぎ?

今日は暗くなたので、青い町の写真は明日。
 


モロッコ初日
情報のない状態ながら、Kさんに見せてもらった地図やら、人に聞いたりして目的地までたどり着けてよかった。

モロッコ人については、人から聞くイメージが悪すぎたので、まずはそれほどでもないかなというかんじ。もう決めているとか言って断れば、しつこく付きまとってきたりされなかったので。ただ、言っていることを信用していいのかはわからないけれど。


**
移動情報

・カサレス→エステポナ:バスが一日に2便(だったかな?)2.4?
・エステポナ→アルヘシラス:バス5.6? 便数あり。

・アルヘシラス→タンジェ:フェリー20?(会社にもよる。だいたい1時間に1本。アルヘシラスからの大きなフェリーはタンジェ新港というタンジェの町から45km程はなれたところに着く。所要約2時間。町まではバスが出ていて25ディルハム。1時間弱)

・タンジェ→ティトゥアン:約1時間。民営バス15ディルハム。
・ティトゥアン→シャウエン:約2時間半。民営バス18ディルハム。
(1ディルハム12円くらい)


***
モロッコのバスは荷物代が別にかかる(5~10)。〈シャウエンについて信用できそうな宿の人に確認してみた〉

ただ、僕らは最初のバスに乗ったときは、周りの人も払っていなかったし、運転手さんも「いい、いい」というかんじで払わなかった。
次のバスでは、初め10と言われたが、後から来た人が払っていないふうだったので言ってみると5になった。

地元の人は結構大きな荷物でも車内に持ち込んだりしているし、なんだかよくわからない。

バスのスタッフでもない人が、勝手に荷物を入れようとしてきてお金を請求してくることもあったが、そういうのは嫌なので、きっぱり断った。

イスラム文化では、持っている人が貧しい人に分け与えると言うのは当然と聞いたこともあるし、平等という考え方も違うのかもしれない。
***
 



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