どうも。リアルタイムはアルゼンチン・ブエノスアイレス。
ここへきてはじめての日本人宿にいます、田中(妻)です。
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さてブログはモロッコ。
迷宮都市フェズを夜出て、朝6時ごろにリッサニ村に到着。
そこからはタクシーでメルズーガへいく。宿の人が手配してくれていた通り、「タナカ、タナカ」と私たちの名を呼んでいた運転手の車に乗って。
まだ暗い道をタクシーは走っていく。砂の巻き上がる音と、風の音が聞こえる。
あたりにはなにもない。ただ乾いた道が広がっているだけ。
40分ほどして砂漠の宿「カスバ・デ・デューン」に到着!
早朝ながら「サバク~サバク~スゴーイネ~サバク~♪」と陽気に迎えてくれたスタッフのヨセフ。
ほの明るくなってきた空。砂漠がぼんやりと見える。
しばし仮眠のち、朝ごはん。「高いところから注ぐと砂糖とお茶がよく混ざる」とサービス精神旺盛なヨセフのサーブにて。ミントティーおいしい。
その後、日本人の女の子・カオルちゃんと話す。
カオルちゃんは前日に砂漠ツアーに行ってきたとのこと。
「夕陽も星もあんまり見えませんでしたよ」
そしてラクダに乗ったせいで日頃使ってない筋肉「ラクダ筋」(カオルちゃん談)が痛いらしい。
カオルちゃんはなんでも今はベルリンに住んでいるのだとか。
彼女の出身は福島。あの震災の日、当時住んでいた石巻のアパートに1人でいたところに津波が…。
「もう自分は死んでいたと思う。こんなふうに眠るように死んだら楽だろうな、って死ぬことは全然こわいと思わなかったです」
そしてようやく帰った福島では、家は半壊、農家のお父さんは出荷できないお米を作らざるをえない状況だったり…。
震災にあった人の話をはじめて間近に聞いて、なにも言えない気持ちになった。
そして福島も東北も、まだまだ震災は「終わって」なんていないんだと思った。
そんなこんなで砂漠に出発したのは午後5時。
車で砂漠の入り口まで向かいます。天気は雲がいっぱいで風も強い…。
ラクダを連れて歩いていた青年・イシュマルと合流して、いよいよラクダに乗って砂漠へ!
ラクダは象より安定感がない(当社比)そしてラクダの上はけっこう高いです。
途中、別の団体と合流。みんなでゆっくり歩いていく。
家がなくなり、村が見えなくなり、ほんとうに砂漠だけになった。
夕焼けを期待していたのに、相変わらずのどんより。でも雲間からほんの少しのぞいた太陽は美しかったです。
今夜の宿であるテントに到着。
どうやらテントはいくつもあるようで、ほかの団体はいくつかに分散したらしい。
で、そのテントは私たちだけ。
ミントティーとピーナッツを食べながら、イシュマルに日本語を教える夫。
イシュマルはベルベル語・アラビア語・スペイン語・フランス語・あとちょっと英語できるらしい。
ベルベルは文字を持たないから書くときはアラビア語なんだって。
ちなみに彼のものと思っていたラクダは実は車で送ってくれたおじさんのものらしい。
イシュマルはべつのところで2年、ここで1年ほど働いているんだとか。
その日の晩ごはんは野菜たっぷりのタジン。どうやら料理もイシュマルがしてくれたっぽい。
やさしい味ですんごいおいかったー!!
で、他の人のブログなどで聞いていたとおりベルベルミュージックが聴けるんだよな~と待っていたけど誰も来ず。イシュマルに聞くと「ここには来ない。今日は音楽はない」ということ。
なんで??どういうこと????
そういうわけで夜9時には寝る雰囲気に。
もちろん空は曇ったまま…。星も月もまったく見えない…。
しかたがないのでテントで夫と静電気祭りを開催していると(真っ暗くすると静電気は光って見えるので。無闇におこして楽しむ)遠くから太鼓の音が…。
やってるじゃん!!!!!
なんだよ~なんだよ~夕陽も星空も見えなくて音楽も聴けなかったなんて…。
天気はしょうがないことなんだけど…。でも期待していただけにすごく悲しかった。
腹いせに静電気祭りをさらに盛大に開催し、
大騒ぎしたのち眠った。
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