2014年2月25日火曜日

都会の物乞い。

ラスベガス→ロサンゼルス 

ラスベガス。ダウンタウンのアーケードには映像が流れる。

ショー(シルクやセクシーショー)に、
食(ホテルのバフェ食べ放題)に、
ショック(カジノで負けた)に、

ラスベガスらしさを満喫して、再びロスへ。

さようならラスベガス。



だだっ広い荒野の中、先頭が見えないくらい長い貨物列車が行く。



そんなアメリカっぽい景色。

帰りのバスも順調に走り、5時間かからずに着いた。


ロスに着いて最初の印象で、書いてなかったことがある。

ホームレスや物乞い、それに独り言をぶつぶつつぶやいているあまり近づきたくない人。
そんな人がけっこういる。

今まで行ったどこの国にもそういう人はいたけれど、なんというか、より目に付く。

いろいろと考えることはあったけれど、それはどちらかというと渡さない理由であったと思う。
(渡してもお酒とかドラッグ買って終わりとか、物乞いをやめなくなるとか・・・)


「頭のいい人間ちゅうのはやっぱり冷たいワ。ドブに落ちた犬見て、あの犬汚い、汚い、いうたら犬かて立つ瀬ないワ」(少女の器 灰谷健次郎著)

宿に置いてあった本を読んでいて、たまたま引っかかった一文。

その人がそうなったのは、きっとその人のせいだけではない。
(逆に、恵まれた環境にいる人だって、自分の努力だけでそうなったわけではないと思う)

「お金あげるっていってもそんな大金じゃなくて、小銭でしょ。それくらいで人の人生変わるとか考えなくてもいいんじゃないかな。その時の気分っていうかさ、手に任せるってかんじで渡す時もあるよ」

そんなことを言っていた人もいた。

「渡す側は、渡す側の気持ちばかり考える。もらう側の人ってそこまで考えてない人も多いし、でもやっぱりそれがずーと続くって思うほど馬鹿じゃないよ」

その人は、わずかなお金で粉ミルクを買ってあげて、マハラジャ扱いされたときの話もしてくれた。

「そんなカタチでお金をばら撒いてもいいことなんてない」という批判はもちろんあるでしょうが、
人間って理屈で生きてるんじゃなくて、感情で生きてる、と思う。

だから僕も、少しは感情に任せてみてもいいのかな。
まだよくわかりません。

ロスの海辺のサーカステント。



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