2014年2月6日木曜日

サパティスタとカッパ。

※サパティスタ
「サパティスタ民族解放軍」(EZLN)。1983年11月に設立。勢力は千数百人規模とされる。

北米自由貿易協定(NAFTA)に反対し、

NAFTAによって貿易関税が消失すれば、メキシコの農業が崩壊し、農民が窮乏化する。
「NAFTAは貧しいチアパスの農民にとって死刑宣告に等しい」

として、1994年1月1日、その発効日に武装蜂起。

※実際多くの農民が自由競争に敗れて失業し、メキシコ市のスラムや北部国境のリオ・ブラーボ川を越えてアメリカ合衆国に流入したと言われている。

先住民に対する構造的な搾取を糾弾し、先住民の差別や貧困問題の解消を主張している。

1997年,政治部門として「サパティスタ民族解放戦線」(FZLN)を設立。
EZLNは2012年現在,テロ活動を行うことなく,インターネット上で先住民の権利擁護活動などを展開している。

※参考 公安調査庁のページ、ウィキペデア

 


サパティスタのことについては、名前くらいでほとんど知りませんでした。
ゲリラ活動してるマオイストみたいなものと思っていました。
(今でも、インターネットで調べてみただけなので知っているとは言えませんが・・・)
わざわざブログに書いて無知を披露することもないわけですが、こういうことに触れて、思ったことを書いてみました。


 

どこに行っても先住民達は経済的に貧しい。
(幸せとか不幸せとかそういうことではなくて)

でもそれは、当然のことだと思う。

なぜなら、市場経済とか自由競争とか言っても、スタート地点が違うから平等ではない。
ルールだけを教えられたゲームで、いきなり経験者に勝てる人なんてそうそういない。

ひとりだけ抜けるわけにはいかなくて強制参加。

構造的な搾取と言われたって、それとどう戦って良いのかよくわからない。

でも、自分の選択や行動で変えられることはあるはず。
現実の社会を作っているのは、一人ひとりの小さな決断。
例えそれが、自分の意思であろうとなかろうと。


「真の司令官は人民である」
※サパティスタのスポークスマンであり、反乱軍の指揮も執るマルコス副司令官の言葉。



考えてもわからないことばかり。
わからないのは疲れるけれど、
考えるのはもっと疲れる。

でも、考えることはやめないようにしたい。
そして、行動できるようになろう。



※サンクリの夜はサパティスタのことばかり考えていたわけではありません。

「えっ、カッパって日本にいないの?」
宿でメキシコ人のオスカーに突然河童のことを聞かれたので、
「僕は見たことない」と言うと、非常にガッカリされた。

「荒川アンダーザブリッジ(僕は見たことないけど日本のアニメ?)に出てくるじゃん。カッパ」
 

彼の夢を壊さないように僕は付け加えた。
「僕は見たことないってだけで、いないとは言えないよ」
 

「じゃあ、いるんだよね」
 

「昔はたくさんいたみたいだけど、最近は環境が汚染されてるからね。でもいるかもしれないよ」


そんなカッパ大好きな子どもの心を持ったオスカーは、なんと歯医者さん。
大学を卒業して(なんとオスカー主席卒業、彼女のロシオは第3席)、研修医として働き始めるところ。

「インディヘナ(先住民)の人々のために一年働くんだ」

と笑顔で話してくれた。

いつかカッパの歯科治療できたらいいね。
でもカッパって虫歯があるのかな?(そもそも河童の歯ってどんなの?)

左はダンサー、バレンティン。右がオスカーとロシオ。




「ところでオスカー、サパティスタっているんだよね」
「もちろんだよ。サパティスタはカッパとは違うよ」




ブログランキングに参加しています。
今日もまとまりませんが、クリックお願いします。
でも、カッパ見たことある人いますか?
↓ 
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村 

スマホのかた↓ 
にほんブログ村 世界一周

0 件のコメント:

コメントを投稿

プロフィール