さまよえる田中: 嘘つきペドロ・・・！

「神さまはあなたを呼んでいます。でも携帯電話でではありません。入るときは電源を切ってね。お願いします」ある教会の表示

どうも！
リアルタイムはメキシコ・オアハカという町より田中（妻）です。
刺繍の雑貨がかわいい！これから刺繍天国・グアテマラへ行くのでますます楽しみです！

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さてさて、サンミゲルデ・アジェンデにてのんびり過ごした我々。
「もじょい（かわいいの鹿児島弁。そもそも「もじょい」って言葉がもじょい）ってなに？」
ということで夫が前回書いてましたが、サンミゲルはこじんまりしてカラフルな色合いがかわいらし～い町でしたよ。

さらにNGO団体運営のすてきな図書館を発見。そこではアメリカ・カナダ人定年退職移住者たちむけの英字本がたっぷりあるうえに、英語ネイティブなその人達が現地の子どもたちに英会話教室してたり、シアターで定期的に映画を上映していたり、おしゃれカフェがあったりととにかくおもしろいところでした。

入り口もおしゃれ。こっちはシアター入り口。田中はおしゃれじゃない。

そんなこんなで明日は移動日。
次の目的地はオアハカという町。サンミゲルからはけっこう離れているのでどうやっていったらその日のうちにつけるかな～と悩んでいたのです。
一応計画としては、サンミゲル→メキシコシティ（３～４時間）のち、メキシコシティ→オアハカ（６時間半～7時間）けっこうかかるな～うーむ・・・。

すると宿の宿泊者のペドロが、
「朝7時にいければサンミゲルからトルーカ行きが出てるかも！もしだめでもケレタロからトルーカ行けるし。そしてトルーカまで行けばそこからオアハカ行きもあるからそっちから行ける。朝早く出ればその日中につけるよ」なんていうじゃありませんか！
メキシコシティは最後にまた通るのであとでいいかなと思ってたし、そっちのほうがどうも早そう。

ということで、宿を6時半ごろに出てターミナル行きのバスに乗る。
ターミナルでトルーカ行きを聞くもなし。
ま、まあ今日はちょうどなかったのかもしれないしね！と、
とりあえずケレタロ行きに乗る。

一時間半くらいでケレタロ着。
今度はそこからトルーカへ行くバスに乗る。
3時間ほどでトルーカ着。
そこでオアハカ行きのバスの時間を聞く。

「オアハカ？メキシコシティ乗換えね。直通はないわ」

えぇぇぇーーーーーーーー！？！Σ(▼□▼メ)

ペドロのうそつき！！！！！！！

そんなんじゃもとの予定通りメキシコシティにいっとけばよかった・・・。
それならどのバスかに乗れたかも・・・
それなら今日中に着いたかも・・・

はあ・・・
でも親切に（たぶん）教えてくれたわけだし、ちょっと（？）間違っていたからってペドロだけのせいじゃなし。そうしようと決めたのは我々だし。

気をとなりなおしてトルーカを楽しむことに。
まずは宿。歩き方に載っていた「Hotel Terminal」へ。
その名の通り、ここはバスターミナルの上にあるんです！（※宿情報は下記にて）

ターミナルから見た入り口。

荷物を置いたらさっそく観光。

しかし歩き方の地図ではバスターミナルは地図外。
宿のおばさんの説明もこれまた曖昧なかんじ。
とりあえず歩き出す。

中心部までは２ｋｍらしい。
こっちかな～と思いつつ歩いて30分ほど経つ。
あれ？ここどこ？

なにしろ地図がないので通りの名前だけ見てもわからない。
時々出る道路標示の看板(「Centro Historico」とか)を頼りに歩く。
どこもセントロ（中心部）に近いような、ぜんぜん違う場所のような･･･。

45分くらいでようやくセントロに到着ー！

まず向かったのはコスモ・ビトラル植物園。
外見はこんなかんじですが、

中に入るとこんなの。

もともと市場だった建物をステンドグラスで覆い植物園としてつくりかえたのだそう。
なんと日本庭園（風、というかんじ）もあり、そこにはメキシコ州の植物標本室を創設した松田英二さんの銅像も建っています。

そしてそして実は！
メキシコ州と埼玉県とは姉妹都市なんですって。

そのほかにもこんなかわいらしい教会も。

帰り道にはお店をのぞいたり、

量り売りニベアクリーム

タコスやとうもとこし食べたり。

こんなにちっちゃいんです。

「今日なんか目が痛いんだよね」と夫。
そう？わたしは感じないけど・・・あ！！
そこで気付いたのは、トルーカには活火山ネバド・デ・トルーカがちかくにそびえているのです。

日本で火山といえば、桜島。
そしてメキシコ州は埼玉県と姉妹都市。
埼玉県出身のお母さんを持つ鹿児島生まれの夫のためにあるような（言いすぎ？）町ですね。

「そうだよ。トルーカに呼ばれてたんだよ！ペドロのせいじゃないよ」
とは夫談でした。