自然という名の彫刻家が、この世にふたつとない風景を造りあげ、人がまたノミを振るった。縦横に走る多彩な谷、妖精の煙突と呼ばれた奇岩の群れ、いたるところに穿たれた洞窟住居。そこでひっそりと営まれた暮らしを支えたのは、たゆみないキリスト信仰だった。この土地をトルコの人々は名づけた、『ギョレメ、見てはならないもの』と。
(ガイドブック「わがまま歩き トルコ」より引用)
ギョレメに着いた翌日。
ハイキングコースの一つである「ピジョンバレー」を歩いてゆく。
そこには、さらなる奇岩の群れ。
中には家のように窓や扉のあとがある岩もありました。
中はひんやりしています |
ローマ時代後期に広まったキリスト教は、皇帝の弾圧を受け、逃れたキリスト教徒たちは、このカッパドキアの谷に隠れ住んだのだそうです。
よく見ると階段が・・・ |
転がり落ちそうな場所にある岩に住んだあとが、いくつもいくつも。
住みつこうとすること、暮らし、生きていこうとすること・・・。
奇岩の群れはあまりにすごくて、いっそ恐怖を覚えるような迫力を帯びている。
岩の間を吹き抜ける風は強く、夏でも肌寒いくらい冷たい。
こんな場所に「暮らす」ということ。
いったいどれほどの思いで住み着いたのだろう・・・。
なんだか胸がいっぱいになる。
ピジョンバリーからウチヒサールの城塞へ行く。
城塞から見た風景 |
歩いてしか見られない風景にいくつも出会った。
異世界のような光景!
ただただ圧倒されました、岩に。
物語が生まれそうです。
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