アキラさんに連れられて国境越え。
アキラさんは、タイのパンガン島に10年以上住んでいて、毎年オーストラリアの夫婦(奥さんは日本人)とマレーシアのカパス島で会うため、ここの国境越えはもう慣れたもの。
9時にコタバルのバスターミナルで待ち合わせ。
29番のバスに乗って、国境までは1時間ほど。
途中、軍の人が乗ってきてパスポートチェックがある。
「最後まで乗ってると免税店のところ通ることになるから、国境のゲートが見えたら降りよう」
とアキラさん。
バスを降りると寄ってくる客引きを相手にせず進む。
そもそも、現地の人の雰囲気をまとっているためあまり声をかけられていない。
落ち着いたところで振り返って、「クモスケがうるさいな」とつぶやいた。
「クモスケ」って、「客引き」よりいい言葉だな、と思う。
*クモスケ(雲助、蜘蛛助)
(住所不定で浮き雲のように定めないからとも、また、立場にいて往来の人に駕籠をすすめることが、蜘蛛が巣を張って虫を捕まえるのに似ているからともいう) 宿場、渡し場、街道で駕籠かき、荷運びなどに従った住所不定の人足。 (広辞苑より)
マレーシアの出国手続きをして、小さな川に架かる橋を渡りタイ側へ。
歩いても渡れそうな小さな川が境になっている。
山のほうに行けばもはや境目なんて分からないのではないだろうか。
国境ってなんでしょうね。
タイ側の入国手続きも問題なく通り、バイクタクシーでタイ国鉄終着スンガイコーロク駅まで。
(たぶん2キロもないくらいなので、歩いてもいける)
タイに入ると1時間時計を戻すので、まだ10時前。
遅延の多いタイ国鉄。
折り返し運転のため、到着便が送れると、発車時刻も当然押されてくる。
時間がかかりそうだったので、ミニバスに乗ることに。
「汽車だと呑めるからいいんだけど、あんまり待つのも嫌だしな」とアキラさん。
ミニバスは快調に飛ばす。
途中道にバリケードがしてあるところが何ヶ所もある。
「イスラム過激派かな。しょっちゅうなんかしてるよ」
タイ南部はそういう危険もあるらしい。
昼過ぎにはハートヤイ(ハジャイ)に着き、駅前で降ろしてもらう。
明日島に行く港までのミニバスを予約し、いったんアキラさんと別れる。
「俺もその宿泊まってたこともあるんだけど、一泊だけだしエアコンの部屋で贅沢してもいいかなって思ってさ」
夜にまた合流して、一緒にご飯を食べに行く。
人がいるとみんなでいろいろ頼んで食べられるのでいい。
アキラさんは、時には贅沢するけれど、旅のスタイルとしては僕らとそんなに変わらないかんじ。
いろいろ知っているけれど、いくつか候補をあげて僕らに決めさせてくれる。
気を使ってくれているのかな。
ありがとうございます。
明日はいよいよ、アキラさんの島へ。
**情報
・コタバル→国境 29番バスで約1時間 5RM
・スンガイコーロク→ハートヤイ ミニバス約3時間半 200B
・ハートヤイの宿
ホクチンヒンホテル
250B/ダブル一泊 水・タオルあり。(Wifiはないけど必要なら近くのデパートでできます)
すべての部屋に窓があります。
駅を背にしてまっすぐ進み1つ目の信号を左。50mほど行ったところ。ラーメン屋の奥が受付。
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