2013年8月9日金曜日

僕たちを悩ませるトルコの男たち


 *
僕らの前を歩いていた靴磨きのおじさんが、ブラシを落としたので拾って渡すと、
「気づかなかったよ。本当にありがとう」
と、お礼に僕の靴を磨いてくれると言う。
 
「磨けないからいいよ」(僕は地下足袋を履いている)
と断るも強引に磨いてくる。(布に靴墨付けられても困るな)



ここで終わればまあおもしろいし、いい話かもしれない。

しかし、お金を求めてくる。

「19リラ」(1トルコリラ=約50円)
トルコにおける靴磨きの相場は知らないが、高すぎる気がする。
なぜ20リラでなくて19リラなのかはわからない(感謝の気持ちで1リラまけてやったと言いたいのか)。

そもそも断ったのにも関わらず、「お礼だ」とか言って強引にサービスしてきてお金を要求されても困ってしまう。

嫌な気持ちになり、お金は払わず「さようなら」と歩き去った。

 少し離れた歩道橋の上から、おじさんが道路を渡り一人ぽつんと座る姿を見て、寂しそうだなと思ってしまうのは、きっと黄昏時だから。


*後日出会った日本人大学生に聞くと、靴磨き詐欺の手口らしい。やはりある程度情報は持っていたほうがいいですね。



**
遅めの昼食を取るために入った食堂で、頼んでいないサラダが僕らの席に運ばれてきた。

「頼んでないはずだけど」と言うが、
「オーケー、オーケー、ノープロブレム!」と笑顔で返される。

店員さんフレンドリーだし、サービスなのかな、と思って食べたが、お会計のときしっかりその分も請求された。
**


トルコ人っていい人?


トルコは親日家が多く、親切な人が多いと聞いていた。
おそらくそういう人が多いのは本当だと思うが、特に観光地ではいろんな人がいる。
そもそもトルコ人っていい人?っていう疑問自体大雑把過ぎ。

いい意味でも、悪い意味でも、先入観を持って見るのはよくない。

「話しかけてくる人は一切信用しない。現地の人との中途半端な触れ合いなど求めない」
もしくは、
「騙されたとしてもそれに気づかないくらい相手を信じきってみる」

くらい極端に振り切って考えてしまえばそのほうが楽かもしれないとも思う。

僕らの旅で、求めるものってなんだろう。
バランスって難しい。


本当は「僕を惑わすトルコの女たち」みたいなタイトルで書きたかったんですが、
そういうことは今のところありません。


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