島へ

夫｢あと5分。集中力を極限まで高めて、5分を無限にするんだ」

妻「そんなこと言ってないで、早く目を閉じたら」

7時半起床。

＊
ギリギリまで眠っていたいタイプ。
起きるということに関して僕の個人的な意見を言うと、

自分の中には、自分だと思っている自分以外にたくさんの小人がいて、そいつらが僕の意思どおりの行動を妨げている。
起きるときには彼らに声をかけてから。
「よーしお前たち、起きるぞ」
＊

関係ない話挿んですみません。


8時前にアキラさんと合流して、ミニバス乗る場所向かいでお粥を食べる。
タイでは、朝お粥を食べる人が多い。
ここは、ビルの隙間のせまいスペースで朝だけやっている店らしい。

ミニバスは少し遅れたが、9時前には出発。
はじめは4人しか乗っていなかったが、道中で人を乗せていき、満席に。

トイレ休憩5分。もたもたしていると急かされる。

昼ごはん休憩20分。売店を見ていたら急かされる。

たびたびすみません。
でも言われた時間にはまだなっていなかったんだけどな。


13時半ごろには、島行きのフェリーが出るドンサック港に着いた。

フェリーの時間が変わっていて、次の便は16時発とのこと。

アキラさんがハートヤイで買った読売新聞(日本語)を読ませてもらったり、まわりをぶらぶらしたりして待つ。

風が強かったがフェリーはあまり揺れずにパンガン島まで、約2時間半。

のんびり進むフェリーも旅情がある。
「島」、と言う言葉には魅力がある。

閉じられたようでいて、海で世界とつながっている。


予定にはまったく入っていなかったパンガン島。
何かの縁でアキラさんと出会い、行くことになった。

アキラさんと会ったカパス島にだって、はじめは行くつもりはなかった。
それに少しタイミングがずれても誘われることはなかっただろう。

夕暮れのころに島へ。

 
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