2013年11月6日水曜日

手紙。

シャウエンの宿。鬱になりそうなほどに青い部屋。

シャウエンでは一つやることがあった。

チェコの宿で出会った韓国人の女の子たちから、シャウエンにいるという少年への手紙を預かっていたのだ。

とは言っても、僕らに与えられた情報は、

彼らがだいたいいつもいるという街を見下ろす丘のことと(これも地図とかを見せられたわけではなく、「行けばたぶんわかるから」と言われたにすぎない)、

少年たちの写真が映ったパソコンの画面を僕のカメラで撮ったもの

だけ。

「会えなかったら捨てていいから」と渡された手紙は、それからずっと僕のカバンの中に入っていた。


根拠もなく、少年たちには会えるような気はしていた。

しかし、その日は起きると雨が降っていた。

どうしたものかと考えていると、午後には雨が上がった。
おそらくそこであろう場所はわかったのだが、こんな日に丘に登っている人などいそうにない。

「会えても、会えなくても、行くだけは行ってみよう」

迷路のような町を抜けて、丘を目指す。

青い町に溶け込むタナカ。

溶け込めないピンク(妻)。青にもいろんな青がある。



 

中腹にも家が数件あり、子供たちが板切れとボールで遊んでいた。

もしかしたら、いるかもしれない。

そう思ってたどり着いた場所には少年たちはいなかった。




少しずつ雲が晴れて、斜面に狭そうに建ち並ぶ家々に日があたりだした。





1時間近くいたのだが、時々登ってくる観光客に写真を頼まれる(他に人がいないので)だけで、少年たちには会えなかった。


渡せなかった手紙は、なんとなく捨てることができずに、まだ僕のカバンの中にある。


植木鉢も青い。
小さな青い扉。

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