2013年9月27日金曜日

グラツでパラチンケ。

どうも。
リアルタイムはイタリア・フィレンツェ。
高カロリーな食事でまたもや太ってしまいそうな田中(妻)です。

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

さて、ブログはグラツ(オーストリア)

泊めてもらったロマンとベルニのフラットは小さいながらもかわいい部屋。料理好きな2人らしくキッチンにはたくさんの料理本が。
「いいキッチンだね」というと、ロマンは「IKEAキッチン」といっていた。
(のちにわかったことでは、ヨーロッパは借りた部屋にキッチンがついていないこともふつうにあって、「マイキッチン」を買ってそれ持ってお引越し、という人もあるそうです。
キッチンにこだわりがある人はいいですね。おもしろい。)

ちなみに2人の出会いはシアター。
そのときベルニがガイドブックショップで働いているといっていたことをたよりに、ロマンはグラツ中のガイドブックショップを回って彼女をさがしたんだそう(!)
9年たった今も、2人はすんごいラブラブです。来年には子どもも生まれるし、幸せたっぷりのナイスカップル。

着いた翌日はグラツ市内観光。
休暇前の最後の仕事に行くロマンといっしょに市場までいき、彼とはそこで一旦そこでおわかれ。
市場には新鮮な果物やパン、ジャムやハムなどいっぱい。



ぶどうとブラックベリーのジャムを購入。

ツーリストインフォメーションへ行って、地図を入手。
インフォはトイレもタダだし、きれいでちょっと宇宙っぽくておもしろかった。


「グラツ観光おすすめコース」にしたがって歩いてみることに。
まずは二重螺旋階段。


大きな建物の一部にあるので、知らなかったらまず行かないと思う。

顔が隠されているおもしろい建物。

どこに顔が隠れているでしょう?


王室御用達のパン屋では、シナモン入りビスケットを購入。

「シシーのキス」っていうお菓子もありました。

ウーパールーパーないし、オオサンショウウオにしか見えない美術館。
夜は光っていてまたそれもよいです。



昨日のロマンティックツアー(ロマン主催)でも行ったお城にもう一度登ってみる。
すごくいい天気で眺めもすばらしい。


たっぷり楽しんで帰宅。

その日の夜ご飯は、若いワインstrumとカイザーシュマーレン。
カイザーシュマーレンはパンケーキみたいなの。砂糖をたっぷりふりかけて食べます。
さらにパラチンケ(名前がどことなく笑いを誘う)という、カイザーシュマーレンと同じ生地をクレープみたいに焼いたものも。

カイザーシュマーレン
写真ないけど、パランチンケはジャムやヌッティラなどを塗って、くるくる巻いて砂糖をかけて食べます。

明日からは2人とも2週間の休暇。
「晴れたら郊外に行こう」とロマン。

またこれがおもしろい一日だったんですが、それはまた明日。


 
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2013年9月26日木曜日

ロマン

*オーストリア
 ウイーンの次に僕らが向かったのは、グラツ(Graz)

クリスティーナは僕らを駅まで送ってくれた。
(おかげで切符を買うのもスムーズで、よくわからないけどグループ割引価格で乗れた)

駅のホームでお別れ。
また、どこかで会おうね。


クリスティーナとオーグン(トルコ人)

電車は、山岳地帯を抜けグラツへ。
(世界遺産にもなっている。写真がなくてすみません)



犬だって窓の外が見たい。ヨーロッパでは普通に犬が電車やバスに乗っている。


実は僕らがグラツに来たのは、友達に会うため。
タイでマッサージ教室に通ったときにいっしょだったロマン(Roman)
彼は上級者だったので僕らとコースは違ったけど、10日くらい毎日同じ場所で練習していたので、自然と仲良くなった。

僕らのブログも読んでくれていたみたいで、トルコにいる辺りでメールが来た。
(といっても、Google翻訳では全く意味不明の文章になってしまい、写真を見てどこにいるかな~って見てくれていた)

「まだオーストリア来るつもりある?9月に2週間休み取れたから、いろいろ計画考えてるんだ。いっしょにどう?」
「よろしくお願いします」

そこから、日程のことなどやり取りしていたのだが、彼のメールは非常に詳細で親切。

「ウイーンからグラツに来るときは、電車で来たほうがいいよ。世界遺産の山岳鉄道通るから。
ウイーンの~駅からグラツの~駅まで2時間半くらい。電車は1時間に1本あるよ。時刻表はこのページで検索できるから(ホームページアドレス)。
わからないことあったら、何でも聞いてね」

待ち合わせ場所までも細かく説明してくれたので、すんなりたどり着いた。

「ちょっと彼女と病院よって行くから、先に何か頼んで待っててね。ここは英語も通じるからだいじょうぶ」

とりあえず、ビール飲みながら待っていると、頼んだ料理よりも先にロマンとベルニ(Berni)が来た。
病院は、ベルニのお腹の子供の定期検診だった。

「おめでとう。たぶんそうだろうと思っていたよ」

再開を祝し、乾杯して食事。
 


 (僕らの頼んだ料理がすごい量で残りはお持ち帰り)

ベルニが車で荷物を持って帰ってくれて、ロマンが僕らをナイトツアーに連れて行ってくれた。
ロマンティックナイトツアー。



ムーア川に浮かぶ人工島ムーアインセル。
丘に登るリフト。宇宙みたい。僕らは歩いて。
丘の上から。

ロマンありがとう。



*ロマンとベルニの2人の話もいい話なので、それはまた明日書きます。



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2013年9月25日水曜日

豚とチョコレート。

どうも!
現在はイタリア・ベネチアにおります。キャンプ場宿泊中の田中(妻)です。
トルコ以来サンダルはく機会ないのでサンダル焼けが後退しそうです。寒いっ。

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

さて、ウィーンで芸術三昧のあと。

もちろんおいしいものも食べました。
たいてい新しい国にいったとは、その国の名物をネットで調べたりしてなるべく食べてみることにしています。

まずはウィナー・シュニッツェル。
うす~いトンカツっていうかんじです。香ばしくて衣が軽くサクサクでおいしかったー。豚が主流ですが、私は鶏のシュニッツェルも好きだった。
「シュニッツェルはどこで食べても同じ」 というクリスティーナに対して、「全然違うんだよ!」と猛反対するオーストリアの男性人おすすめの店でした。
 
ピーターたちおすすめのお店で。さっくさく。


これは他の店。グラーシュが有名な店のシュニッツェル。これも最高。あと付け合せのポテトサラダがまたもう・・・。(よだれ)


そしてグラーシュ。 これはチェコのとちょっと違って、完全なるビーフシチューでした。お肉がほろっとしていて最高。ここはクリスティーナも男性人も押している店(cafe ALT WIEN だったかと)
はー、もう一回食べたい。
ちなみに「グラーシュにはビール」というのが定番らしいので、もちろんビールとともに。
見返してもよだれが・・・・・・。

さらにさらに、「ホテルザッハ」の元祖ザッハトルテ。
ザッハトルテってケーキの上にチョコがかかったやつ、くらいの知識でしたがここのはその元祖らしい。
そしてどこがオリジナルかってことで「カフェデメル」と7年もの間戦ったとのこと。
人呼んで「甘い七年戦争」。なんだか粋ですね。
味はもちろん、おいしかったですよ。

と、アップルシュトゥルーデル平たく言うとアップルパイ?
パイ生地がしっとりしていて甘さ控えめでおいしかった。


*番外編
クリスティーナのママお手製のザッハトルテ
「ザッハトルテ食べてみたいけど、どこかおすすめある?」と聞いた私に対して、「ここにあるわよ!」と出してくれたのがコレ。正直ホテルザッハよりおいしかったです。
濃厚チョコにアンズジャムが挟んであって。

完成度高すぎなくらいおいしかった。


オーストリアでは他にも「ホテルザッハ」越えのチョコケーキ食べるんですが、そのはなしはまた今度。




このあとは夫のおまけ話をどうぞ↓


 

 
 
*おまけ(尾篭な話)
街歩きをしていると、妻が今までに見たことのないような真剣な表情をして、
「トイレに行きたい」と言った。

トイレを探し、待っている間にふとモーツアルトのことを思い出した。
気取っているわけではありません。

モーツアルトの音楽家としての素晴らしさはわざわざ僕が言うまでもありません。
しかし、そんなモーツアルトも、尾篭な話が大好きだったようです。

モーツアルトをよく知る友人がこんなことを書いています。
「私がよく知っていたモーツァルトもハイドンも、高級な知能を全く示さない交友関係の人たちだった。凡庸な精神という素質、おもしろみのない冗談、そしてモーツァルトにおいては軽薄な生活が彼らとの交遊関係でみられたすべてであった。(以下略)」(カロリーネ・ピヒラー 小説家) 

・ここで引用はしませんが(なかなか好みの分かれるインパクト大な内容なので)、興味のあるかたは、「モーツアルト」「ベーズレ書簡」あたりで調べてみてください。

僕の友達の中にも、決して上品とは言えない人たちがいます(自分も含め)。
でももしかしたら、その中に素晴らしい才能を持った人がいるのかもしれません。
(自分がそうだったら一番いいのに)


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2013年9月24日火曜日

ウィーン、芸術三昧な日々。

どうもっ!
リアルタイムはオクトーバーフェスト開催中のミュンヘン(ドイツ)より、田中(妻)です。
そして私は昨日、三十路に突入しました。アラサーあらぬ、「オバサー」ですがなんか響きがイヤですね。

*~*~*~*~*~*~*~*~*~
さて、ブログはオーストリア・ウィーン。

クリスティーナのうちにお世話になりつつ、ウィーンの街歩き。

まずはアルベルティーナ美術館。

貴族?のなんとか家(てきとう)の部屋そのままに、名画が飾られていました。

広っ。
デューラーの絵は、同じ絵のハガキを偶然持っていたこともあり、本物をみることができてうれしかったです。

そのほかにも名だたる巨匠たち、ピカソ・モネ・マネ・ルノワール・シャガールなどなど盛りだくさん。しかし最も私たちにビッグインパクトを与えたものといえば、これ。


実物じゃないのでアレですが、これ実は写真じゃなく絵です。

オーストリア出身のアーティスト「GOTTFRIED HELNWEIN」 (本人のHPに飛びます。気持ち悪くなりそうな人はやめといてくださいね)

彼の作品のテーマのひとつが「傷ついた少女」。
包帯でぐるぐる巻きにされていたり、血を流していたり、はたまた軍服で綾波レイに銃をむけていたり・・・。

「傷ついた少女」というもののタブー性。

作品の数そのものも多くて、全部見終わったらちょっと気持ち悪くなるかんじもありましたが、すごく色々なことを考えました。最も興味深かったです。


もうひとつベルベデーレ宮殿。

これはクリムトの「接吻」を見るために行きました。
クリムトは思った以上にキンキラだった(それだけ?)
夫曰く「この人の頭の中、お花畑だな」

ここではイーゴン・シーレの作品をいっぱい見られてよかった。


そして私たちはじめての経験も。

それはクラシック・コンサート!それもセント・チャールズ教会であるやつ。




これはクリスティーナのおすすめで、ウィーンは音楽の都っていうし行ってみる?と当日急きょ走っていってみた(遅れそうだったので)

これがもう、めちゃめちゃよかったです。

バイオリン・ビオラ・チェロの楽団と、ゲストのバイオリニストとソプラノ。
教会なので音の響きもすばらしく、一時間程度の短いものでしたが全然飽きなかった。
「アヴェ・マリア」を聞きながら、キリスト教すごいと思わず思いましたね。

ってなことでガッツリ芸術を楽しんだ日々でした。

アジアと比べれば当然、ヨーロッパでは何をするにもそれなりにお金がかかる。
でも、お金を使わないとみられないものもある。

今回はとてもよかったです。



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2013年9月23日月曜日

クリスティーナ

ブルノ(チェコ)ウィーン(オーストリア)

列車を降りると、クリスティーナがホームで待っていてくれた。

彼女とは、タイで出会った。

バンコクの宿が同じで、僕らの旅行のことを話すと「オーストリア来るなら連絡して」と言ってくれた。
タイのリゾートで働いている彼女は、シーズンオフでオーストリアに帰るところだった。

チェコで今後の旅程を考えたときに、
「僕らのことおぼえてる?」とおそるおそるメールを送ってみると、

「もちろんよ。10月からまたタイで仕事だから今ちょっと忙しいけど、泊まっていいよ」
と返信が来た。

「何時に着くか決まったら教えてね」と言われていたので、時間をメールすると、あっさり「OK」とだけ返信が来た。

ウイーンの駅って広いと思うけど会えるのかな?と少々不安もあったのだが、
駅に着くと、電車を調べてホームまで迎えに来てくれていたのだ。

3日同じ宿にいただけで、いっしょにご飯食べに行ったりしたくらいだったのに、わざわざ迎えに来てくれた。
「そんなに仲良かったっけ」と失礼ながら思ってしまうほど。

でも、彼女は旅をよくしていて、こういうことに慣れているみたい。


クリスティーナについて、彼女の住んでいるところまで行く。

観光の中心まで、歩いて15分くらいで行ける素晴らしい立地で、
モーツアルト広場という素晴らしい名前の広場にに面している。

「建物は古いけど、部屋はきれいだから」
「あ、それから、明日トルコ人が来るけどフレンドリーないい人だからだいじょうぶ」
とクリスティーナ。

トルコ人?まあ、僕らはだいじょうぶです。


リビングルームに僕らのためにベッドまで用意してくれていた。


夕方、彼女が街をいろいろ案内してくれた。



オペラ座


 

オペラ座を見ては、「重厚すぎて亀みたい」と言ってみたり、
丸いオブジェを見ては「サラダボール」と言ったり、
彼女に言わせると「オールトリア人は、ちょっとシニカルなのよ」


「先週オランダ人の友達が来て同じことしたので、案内ももう慣れたものでしょ。まあ人が来ないとこういうところ来ないから。ところで、友達と呑む約束してるけど、いっしょに来る?」

オランダ人?今日会う友達は何人なの?
あ、地元の友達ね。


そんなかんじで、その夜は彼女の友人たちと飲んだ。

昔、世界一周したことあるというヘルマン。
ツアーガイドの仕事でいろんな国に行っているピーター。

僕らに合わせてみんな英語で話してくれた。
すごいな、クリスティーナの周りは。


そして、食べ物は一切頼まずに、ひたすらビールだけを飲み続けた。
僕は、トイレに何度も立ったが、彼らはほとんどトイレにも行かない。

すごいな。


そんなかんじの、オーストリア初日でした。
 


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2013年9月22日日曜日

ご見学は計画的に。

*チェコ
 テルチブルノ 

テルチの宿。
朝、庭で取れた桃をもらった。
1泊しかしなかったけど、おばさんも親切で丁寧に対応してくれたし、いい宿だったな。
(ただ、見つけにくかったけど)

駅となりのバス乗り場へ行くと、日本人のご夫婦に出会う。
近いところで共通の知り合いがいて、おたがいビックリした。

旅中はたまにこういうことがある。
確率的に言えば低いはずのことが、けっこうな頻度で起こる。
 
反対方向に向かうご夫婦と別れて、ブルノまではバスで2時間ほど。


ブルノのバスターミナルについたが、宿までの行き方がわからなかったので、とりあえず駅を目指す。
が、現在位置がわからない。
探しようがない。
人に何度か聞いて、なんとか駅にたどり着いた。

宿の場所は観光ポイントからは少し離れていたので、とりあえず駅のコインロッカーに荷物を入れてそのまま街を歩く。



案内所でもらった地図に世界遺産のマークがあったので、行ってみることに。

僕らは特に世界遺産を求めて周っているわけではないけれど、そこにあるなら行っておこうか、という派。

街の歴史地区を抜けて、丘の上の住宅街へ。

トゥーゲントハット邸。トゥーゲントハット邸(wiki)


これ、世界遺産?
なんだか立派な家があるなー、と思ったら、それだった。

しかし、見学は事前予約していないとできないということ。
門の外の案内板とオーディオガイドを聞いたのみ。

ご見学は計画的に。

再び歴史地区に戻り、丘の上のお城に登って街を見下ろしてみたり。

大聖堂


歩き疲れて、宿へ着くと、予約していた宿がいっぱいで
(予約してたのにいっぱいってどういうこと?)
同経営のきれいなペンションのほうに泊まれた。


チェコ最後の夜。
そういえばチェコ最初の夜は中華を食べたのだった・・・。
最後の夜は、特大のハムとビールで乾杯。


最後のほうは、(僕らのペースにとっては)駆け足になってしまったけれど、
いい出会いにはじまり、とても楽しかった。


*明日からはオーストリア編に入ります。



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2013年9月21日土曜日

チェコのおいしいビールご紹介。

僕らは、旅中は、そんなにお酒を呑んでいません。

旅という非生産的なことをしているので、呑まなくてもいいかな。
「働かざるもの呑むべからず」

などと、そんな理由ではありません。

そもそも日本でも毎日呑んでいたわけでもなく、人といっしょのときに呑むくらいだったので、
旅に出てもだいたいそのままのかんじです。


でも、現地の美味しいものは食べたり飲んだりしてみようと思っているので、
チェコではビールをほとんど毎日呑みました。



いろいろ飲んだ中で勝手にランキングしてみます。
(もちろんすべての銘柄呑んだわけではありません)

はじめに断っておきますが、僕は特にビールにこだわりはありません。
個人的な僕の嗜好です。
そしておそらく、呑んだ時の状況にも大きく影響されていると思いますので、悪しからず。

 
第3位 ピルスナーウルケル(ピルスナーの元祖)

 
 
第2位 ブドヴァイゼル・ブドヴァル(黒)(本家バドワイザービール)



第1位 ガンブリヌス(チェコに来て初めて呑みましたが、うまい!)


*飲んだビール(呑んだ順。敬称略)
・ピルスナーウルケル
・ブラニーク
・ガンブリヌス
・ヴェルコポポヴィツキー
 

・ブドヴァイゼル・ブドヴァル
・エッゲンベルグ
・テルチスキー


・スタロブルノ


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2013年9月20日金曜日

テルチ。どこにもない宿、どこにもないレストラン。

どうも!リアルタイムはオーストリア・ザルツブルグの田中(妻)です。
今日、塩の坑道へ行ってきました。そしてオーストリアではすてきな出会いがあったのですが、その別れの日が今日だったわけで。
感動でした。が、その話はまた今度。


*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

ブログはまだチェコ。
まったりしまくったチェスキー・クロムロフから今度はTelc(テルチ)という小さな町へ。

バス停へ荷物を背負って歩く。バドワイザーの町ゆきのバスをのんびり待っていたら、おじさんが通りかかって「今日はそのバスないよ!あの黄色いバス(スチューデントエージェンシー)に乗っていったほうがいいよ!」

あわてて小走りで乗車。おりしもその日は土曜日で、公共バスは平日より便がずっと少ない日だったのです。とんかちが二つクロスしたみたいなマークは「ワーキングデー」のマークだったのね。

バドワイザーの町(cesky budejovice)へ着いたら、そこからテルチ方面へ。
Daciceというとこでバスを乗り換えて、いよいよテルチ(Telc)到着。

前日にバッチリBooking.comで予約しておいた宿をめざす。
かわいい宿だって書いてたなー、わくわく。
駅からすぐだし。
グーグルマップで場所も確認済みだし。
ってかんじで歩いてすぐに目的地到着。

が、
「あれ?ドア鍵かかってない?
でレセプションも見当たらない。
でも、場所はあってるし、ちゃんと「pension B&B」って書いてるし・・・。」

ベルを押す。


・・・出ない 。

ベルを押す。

・・・出ない。

ノックに切り替えて、しつこく叩く。

しばし叩くと中からおじいさんと黒い犬が。

「○×○△□~」
 言ってることはまったくわからないけど、とにかくここじゃないということ、そして何メートルか戻って右手だと。

「OK、サンキュー!」
わたしはよっしゃと走りだす。公園の日陰で待っている夫。
宿の予約担当者(わたし)としてはここはしっかりしなければ、と少し焦りを感じつつ探しまわる。

・・・でもない。

どこかまったくわからない。

ちょっと悲しくなって夫のところへ戻る。
今度はかわりに夫に探しにいってもらう。

と、そこに同じようにベルを押し、同じように困っている様子の家族が。
ちょっと様子を見ていると、どうやら隣の家のおじさんが案内してくれるみたい!
すかさず便乗する。

宿、あったー!




ほんとにちょっと戻ったとこ。
でも表に看板はない。ちょっと入ってもやはりどこにも看板もホテル名も書いていない。
これ絶対わかんないと思う。

でもとってもかわいくてきれいな宿でした。
宿のおばさんも親切だし。

一息ついてさっそく観光へ。
出かけついでに、宿のおばさんに「どこかおすすめのレストランありますか?」と聞くと、
「値段も手ごろだし、味もいいし、ここがおすすめ。広場の角にあるわよ」

書いてくれた紙には「U svejka」
お腹もすいてきたし、わくわくしながら観光。

テルチはチェスキークロムロフ以上に小さくて、かわいい町。
(マイスターK情報によれば「頑張れば2時間くらいでもまわれる」)



教会の横の塔に登る。
テルチが一望でき、気持ちがいい。



広場ではなぜか自転車の一団が。
どうやら今日、なにか大会があったらしい。



さ~て、レストランへ。
広場の端から端まで歩く。

歩く。

歩く。

ない。

人に聞く。
「まっすぐよ」

歩く。

ない。


もうチェコ人が信じられない。


空腹も手伝って次第にイライラする2人。
もういい!
大事に持ってたメモを捨ててしまおうかとふと見ると、

「あれ?これシュヴェイクじゃない?」

あーーーーーーーー!



「SVEJIKA=シュベイク」
プラハでも見た事のあるたぶんチェコのチェーン店。

何度もみている看板。
それもその日も前を通って、さらに写真まで撮っていた・・・。

ビールとともにおいしくいたただいて、探し回った一日は終わったのでした。


やれやれ。


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