2013年12月14日土曜日

天国のような谷。

プエルトモン→バルパライソ


プエルトモンからバルパライソはバスで15時間弱の移動。
このくらいの移動なら、もうそんなに長いというかんじもしなくなった。
(じっさい長いといえば長いんだけど)

セミカマって言っていたけど、このバスに関しては、アルゼンチンのバスのほうが良かったな。
配られたのは、ちょっとしたお菓子とジュースだけだったし。

でもこの移動時間で、12000チリペソ(約24ドル)というのはアルゼンチンより安い。

荷台に牛を積んだトラックをたくさん追い越した。
日が落ちるまでは車窓を楽しみ、早めに眠った。

「あまりくつろげない」とか言っていた割には、けっこうぐっすり寝ていたようだ。

起きると朝焼け。
アンデス山脈は霞んでいる。

僕らは都会にはそれほど惹かれないほうなので、サンティアゴ(チリの首都)はただ経由しただけ。
ブドウ畑がずっと広がる中を走り、海に向かって降りていく。

バルパライソも思っていたよりずいぶん大きな街だった。


バルパライソは、天国のような谷という意味。

僕がここに来ることを選んだのは、

その名前に惹かれたことと、
学生のとき「モーターサイクルダイアリーズ」という映画で見て、いいなと思ったのを覚えていたから。

※若き日のエルネスト・ゲバラ(チェ・ゲバラ)が、友人とバイクで南米縦断の旅に出る話。
 ちなみに僕の記憶によると、バルパライソで恋人からの別れの手紙を受け取って、海辺でたそがれていた。


まあ、その程度の情報しか持っていなかったので、意外と大きな街とか言ってしまうんですね。
ここには、国会議事堂があり、軍の港でもあります。
 

**
宿を決めて、だらだらせずに街へ出る。
この街は、グラフィティがいたるところに見られる。
 

ポランコ地区

インターナショナルのグラフィティの大会?があったようで、各国のアーティスト達が描いたという。

坂の町なので、アセンソールと呼ばれる、リフトがあちこちにある。
ポランコのアセンソールは垂直。
入り口はトンネルをくぐっていき、一番上は見晴らしのよい展望台のようになっている。

(でも、言ってしまえば、ただのエレベーターってかんじも)
そんなことは言わずに、僕らはその横の階段を歩いて登った。


それから、青空ミュージアム(グラフィティだらけの地区)を見ながら坂を登り、


カラフルな家々。

描きかけのグラフィティ。

 パブロ・ネルーダ(リンク)の家へ。

海まで見渡せる丘の上。

内部の飾りや、ネルーダが収集した物たち。
海側は広く大きな窓になっている。
ネルーダの人柄を表すエピソードの紹介もあり、とてもよかった。

食べることがとても好き。食事はいつもみんなで賑やかに。
人の家に行った時でも、昼寝は欠かさなかった、など
(家の内部の写真は取れなかった)


その後も街を歩き、港まで行って宿に戻った。


アセンソールも乗ってみた。

ぎょうぎのよさそうな猫。

寝相の悪い犬。

屋台のモツ挟んだパン。七味かけて食べたい。

街にはこんなかんじで露店がいっぱい。

暗くなる頃に買い物に出かける。
斜面に建つ家々の灯りがとてもきれい。

***
宿情報(バルパライソ)
・Bside Hostel
 ドミトリー8000ペソ(朝食付き)

バスターミナルから近く、とてもきれい。
スタッフもみんな良い人たちです。(お客さんが少なかったので、いくつかあるドミをそれぞれの組で個室のように使わせてくれた)


宿にはウサギがいます。


 


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