2013年12月23日月曜日

ボリビア・タラブコ村へ

スクレの街並み
  どうも!
リアルタイムはペルー・プーノより、田中(妻)です。
チチカカ湖の島を巡るツアーに行っていると思われます。晴れるといいなあ。

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さて、ボリビアウユニからスクレへ到着した我々。
ここスクレに行く目的のひとつが、街から55km離れた村「タラブコ村」で行われる日曜市へいくこと。
折りしも着いた翌日は日曜日。
ホテルの人や道行くおばさんに聞いたりしてようやくタラブコ村へゆくワゴンが出ているという場所へやってきました。
ちなみに場所は中心地からちょっと離れたアメリカーナ通りのランドアバウト付近です。
(私たちは行ってないですがたぶんインフォメーションの人も知っているし、ツアーも出ているのでそれでも行けるようです)

ワゴンには行き先も何も書いてないので直接聞いてみる。
後ろの席はいっぱいなので、私はドライバーのおじさんのとなり、夫はその隣でフロントに三人並んで出発。
ワゴンの助手席。どの携帯電話でもどんとこい、というかんじ

途中に見える、迫力ある岩山や赤土の畑、羊を連れたインディヘナのおばさんたち。

小さな村をいくつか通り過ぎ、約1時間ほどでタラブコ村へ到着。
第一村豚発見!

村の入り口で降ろしてもらって、中心となる広場へ向かうと小さなお店がいっぱい。

タラブコ村は「タラブコ織り」というのが有名らしいのですが、なんの知識もなく来たのでよくわからず。
聞いてみると女性が背中に巻いているのもタラブコのものらしい・・・。
おばあさんも巻いてます。
ぐるっと歩いてみると、観光客むけのみやげ物屋のほかにも日用品や生鮮食品の市場、ごはんを食べるところもありました。
村民御用達の、タイヤサンダル。




売る人も買う人も、みつ編み。



なんだかわからない謎のものを買って帰る人も。

ここらの人の市だけあって、村のはずれにはロバがいっぱい待っていた。ロバはかわいい。


後日、もうひとつの目的である、スクレの街にある「織物博物館(museo de arte indigena)」へ。

ここは建物もおしゃれでかわいく、展示の内容もこれまたすばらしいとこでした。
(残念ながら写真撮影禁止なので画像は載せられません、あしからず)

タラブコの人々の織りは、白を基調としたものですっごく細かく、日々の暮らし、農作業のことやお祭りのことや色々を織り込んである。白、紫、緑、オレンジなど明るく美しいもの。
私がここで一番心を動かされたのは、jal'quaという人々の織り。

赤と黒の糸だけで織る布の中には、生きるものすべてと悪魔が織り込まれていて、その表現もまた独特。口や目を見開いたそれらはまるで、生きているものか死んでいるものか判断つきにくいかんじ。

それもすきまなくびっしりと織り込まれているうえに、おなじパターンが繰り返されるということがない。
すべてが一回きり。

一緒に展示されていた、おそらく年中行事のひとつである、リャマのミイラとともに何かの葉っぱや石を祭壇に飾る儀式(?)を見て思ったことは、

織物もそれとおなじように、私たち人間に殺されていく言葉なき生き物たち、そういうものに祈るような、レクイエムのようなものなのかもしれないということ。

そして人間も大きな命の流れのひとつで、悪魔が死を表すのだとすれば、生も死も、動物も人間も、殺すものも殺されていくものも、みんな同じ世界に生きていて、生きることも死ぬこともひとつなのだと思った。

すばらしかった。


この旅のなかで機会あればその土地の織物を見るようにしている。

そのなかでいつも思うことは、どこの世界の女たちも織物を織って来たのだなということ。
毎日毎日、それだけでなくほかの仕事もしながら家のためや家族のために・・・。

ちまちまと何かを作っていく作業は、いやでも自分と向き合うことにほかならない。
言葉にならない気持ちをそこに織り込んでいったのだろうと思う。


ということで、みなさまスクレに行かれることあればぜひ寄ってみてくださいませ~。
ちなみに、展示品や人々の写真を使ったポストカードもすんごい素敵なのでそれもおすすめです。

パンフレット。左から2番目がタラブコ、一番右がJal'qua


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